携帯プレーヤーとして購入した iPod touch ですが、購入した理由にはもう一つ「iPhone のアプリが使えるから」というのもあります。
乱暴な言い方をすれば(機能的には)
iPhone - 3G通信機能 = iPod touch
なわけですから、単純にアプリを使うだけなら iPhone との違いはあまりありません。
自宅では WiFi でネットに接続できますので、その違いはほとんどなくなります。
逆の言い方をすれば、外にいるとき(携帯しているとき)にもネットに繋ぐことができれば、その違いのほとんどない状態を維持できることになります。
そして、今使っているスマートフォン、Hybrid W-ZERO3 にはテザリング機能(他の機器をネットに繋げる仲介機能)があります。
これで、iPod touch でも常時ネットに繋ぐことができるようになります。
というわけで、早速試してみました。
Hybrid W-ZERO3 では、標準で USB 接続と Bluetooth 接続でのテザリング機能を持っています。
iPod touch にも Bluetooth がついていますので、Bluetooth で繋げれば簡単にイケそうです。
と思ったのですが、これが上手くいきません。
お互い認識はするものの、実際の接続で失敗してしまいます。
どうにもラチがあかないので、Bluetooth での接続は断念しました。
もう一つの方法として、WiFi で繋げるという方法があります。
Hybrid W-ZERO3 の標準の機能では WiFi によるテザリング機能は提供されていませんが、代わりに WiFiSnap というサードパーティ製のソフトがインストールされています。
このソフトは有償ですが、30日間の試用期間があるので、試してみることにしました。
WiFiSnap でのテザリングはとても簡単です。
メニューから「無線LANツール」を選び、開いた画面で「WiFiSnap ルーター」を選んで起動します。
WiFiSnap が起動したら「SSID/ネットワーク名」に任意の名前を入力して、「Start」ボタンを押します。
しばらくすると「Start」ボタンの上にある「CLUB AIR-EDGE」側のアイコンについていた赤バッテンが消えます。
これで、Hybrid W-ZERO3 がネットに繋がり、テザリングの準備が完了したことになります。
今度は iPod touch 側です。
WiFi の接続先から、WiFiSnap の「SSID/ネットワーク名」に設定したものを選びます。
しばらくすると WiFiSnap の「Stop」ボタンの上にある、SSID 側のアイコンについていた赤バッテンが消えます。
iPod touch 側にも、WiFi で接続しているアイコンが点きます。
これでテザリング完了。
iPod touch がネットに繋がりました。
確認のため Safari を起動して Google を開いてみます。
かなり遅いですが、ちゃんと表示できました。
WiFiSnap なら、かなりアッサリとテザリングができました。
問題は通信速度と WiFiSnap のお値段。
Hybrid W-ZERO3 で(標準的に)使われている W-SIM の RX430AL では、最大でも 400kbps 程度の速度しか出ません。(もちろん論理値です)
SoftBank の場合は最大で 14.4 Mbps、au の場合は最大で 3.1 Mbps です。(こちらも論理値)
大雑把に計算しても 8 ~ 30 倍もの差があります。
もちろん、ユーザ数や対応エリア、周囲の環境による通信状況の違いなどによって、実効速度や実用性は変わってきますが…。
特に私の場合は、自宅での WiFi との比較になるため、とにかく遅いです。
「ここまでして繋げる必要があるのか?!」と思える程。
通信量の多いアプリでは、ちょっと厳しいかもしれません。
そして WiFiSnap のお値段。
1,200 円という値段を高いと見るか安いと見るか…。
WiFi によるテザリングはフリーのソフトを使っても可能です(試してはいませんけど)。
ただ当然、WiFiSnap の方が安心感がありますし、かなり手軽に使えます。
この辺りはもう少し使ってから(フリーの方も試してみてから)判断したいと思います。
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