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2017年1月7日土曜日

NTFS の圧縮で思わぬ落とし穴に引っかかりました

そろそろストレージの空き容量が枯渇してきたので、ストレージの増強を行いました。
今回は予算の関係から、3 TB × 5 台(RAID 5 構成)から 5 TB × 5 台への更新です。
いつも通り、HDD を入れ替えて RAID を構築し、ボリュームの作成とフォーマットを行います。
そしていつも通り、ドライブに対するファイルの圧縮を有効にしようとすると…。

ありません!

ディスクのプロパティに「このドライブを圧縮してディスク容量を空ける」のチェックボックスが無いのです。

ざっと調べてみましたが、それらしい情報は見つかりません。
ただ、NTFS の仕様を見ると、圧縮機能はアロケーションユニットサイズが 4096 バイトの場合のみ使えるようです。
新しく構成したディスクを改めてフォーマットしようとすると…選択出来るアロケーションユニットサイズに 4096 バイトがありません。
NTFS のクラスタ数は最大で 232-1(4,294,967,295)なので、約 16 TB を超えるボリュームに対しては圧縮機能が使えなくなることになります。
今回の場合は 18 TB オーバーのボリュームとなるため、圧縮機能が使えなくなったわけです。

これを解消するには…。
ボリュームを小さくするしかありません。
というわけで、ボリュームのサイズをギリギリの「16777215」バイトにしてみると…。

使えるようになりました!

試しに、ボリュームの拡張をしようとすると、1 MB の拡張でも「ファイルシステムでサポートされているクラスターの最大数を超過するため、ボリュームを拡張できません。」とエラーが表示されます。
なので、NTFS で圧縮機能を有効にした最大のボリュームサイズは「16777215」バイトになるようです。

今後のストレージ増強に影響してきますね…。

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