VGN-U50 購入後、SP の適用などを行っていたのですが、これがどうも上手く行きません。
というか、動きが遅くてモチベーションが下がりまくりです。
「Celeron + 256 MB」という構成は、思ったよりパフォーマンスに劣りますね…。
せめてメモリだけでも増設を…と思いましたが、U50 はメモリモジュールが専用タイプなため、現在はほぼ入手不可能です。
なら、いっそのこと本体そのものを…と思って、U70P や U71P を探してみました。
オークションを中心に探したのですが、結構品はあるものの、みんななかなか高値です。
そんな中、10,000 円を切る価格で U70P を入手することができました。
付属品が一部欠けているものですが、U50 で付属品の一式は揃っているので、まったく問題ありません。
(むしろ、本体だけの方がスッキリして嬉しいくらい)
で、U70P のパフォーマンスですが…かなり違います。
SP の適用もアッサリ。
これまでの苦労は何だったんだ?という感じでした。
ただやはり、HDD が遅い。
U70P には 1.8 インチの HDD が搭載されていますが、これがホントに遅い。
というわけで、SSD 化です。
今回購入したのは、KINGSPEC の「KSD-CF18.6-064MS」。
最大読み出し速度が 107 MB/s と、IDE 接続の SSD としては申し分無い速度です。
早速分解。
バッテリー外し、本体背面のネジを外していきます。
これがまた固い。
ヒーヒー言いながら全てのネジを外し(一つは「はがしちゃダメシール」の下)、内蓋を剥がします。
目の前に基盤や CPU が現れますが、どうやら HDD はこの裏のようです。
再びネジを外し(電源コネクタ脇の小さいネジも忘れずに)、今度は枠ごと基盤を外します。
(本体前面を剥がすと言った方が良いかも)
フレキシブルケーブル 3 枚と無線 LAN のアンテナを適宜外しながら、ようやっと分離できました。
ここが今回、一番苦労したところですね。
極小サイズだけあり、分解などは考えられていない作りになっている感じです。
(ある程度慣れていない人だと、途方に暮れるかもしれません)
HDD は金属製のフレームで固定されていました。
ネジを 1 本外してそのフレームを外しにかかりますが…これが外れません。
どこか引っかかっているのかと重いあちこち見ますが、特にそういう場所は無さそうです。
少し力を入れて剥がすと…剥がれました。
どうやら、HDD に付けられている緩衝材が凝固して、接着剤のようになってしまっていたようです。
経年劣化のせいか、緩衝材はほとんど柔軟性を失っており、剥がそうとするとボロボロと崩れます。
SSD にすることで衝撃は関係なくなりますから、気にせず緩衝材を剥がし、SSD に交換しました。
今回の SSD は HDD よりも少し短く、スペースが余る感じですが、SSD 自体が軽量なこととコネクタが結構しっかりハマっていることから、外れることはまずないでしょう。
さて、仮組みして起動テストです。
本来なら BIOS を立ち上げて確認すべきところですが…キーボードを繋ぐのが面倒だったので(笑)そのまま電源オン。
すると…は、速い!!
Windows XP のロゴが出るところまでは、特に変わりません。
(そりゃまそうだ、ディスクアクセスがほとんど無いんだから)
XP の起動が始まってからが、すこぶる速い。
10 秒と経たずにログイン画面が表示され、その後数秒でログイン用のスクリーンキーボードが表示されました。
ここまで 30 秒足らずです。
これは…実用性アリかも。
というわけで、きちんとネジ止めして換装終了。
ちなみに今回は「TrueImage」というクローニングソフトを使って、HDD の中身をゴッソリと SSD にコピーしました。
Buffalo の SSD(SHD-NH64PU2)に付属していたものを使用したのですが、なかなか便利ですね。
さてこれから、スタンドアローンの XP ゲームとして仕上げていきます。