現在は 5 GHz に対応した無線 LAN アダプタも増設して結構快適に使っています。
ただ…。
メイン機がすぐ隣にあるのに無線 LAN で親機経由の通信をするのも非効率だな…と思い、2台を直接繋いでみることにしました。
用意したのは LAN ケーブル1本。
通常の LAN ケーブルは太くてゴツいので、買ったは良いがほとんど使っていない巻き取り式の LAN ケーブルを使いました。
(最近のパソコンは AutoMDI/MDI-X 機能がついていることが多いので、ストレートケーブルでも問題ないと踏みました)
まずは2台を LAN ケーブルで接続。
それぞれの LAN アダプタを有効にします。
次に、LAN アダプタのプロパティを開いて IP アドレスを設定。
無線 LAN 側の IP アドレスと同様に設定します。
IP アドレスを指定したら、固定ルーティングの設定をします。
コマンドプロンプトを開いて route コマンドを発行し、宛先のアドレスに対するゲートウェイとアダプタを指定します。
(ゲートウェイは宛先と同じ、アダプタは Ethernet を指定)
最後に、hosts ファイルに宛先の名前と IP アドレスを書き込めば終了…ではありませんでした。
インターネットに繋がらない接続の場合は「パブリックネットワーク」になるようで、そのままだとファイアウォール阻まれます。
パブリックネットワークのファイアウォールを無効にすれば済みますが(外に持ち出して通信することはないので、それでも実質問題なし)、それではちょっと乱暴です。
(Windows からの警告もウザいですし)
なので、ファイアウォールの設定を変更します。
まずは受信(メイン機)側。
「ファイルとプリンターの共有」がプライベートネットワークのみ許可されていますので、パブリックにも許可を与えます。
次に送信(サブ機)側。
こちらは「Windows Media Player ネットワーク共有サービス」のパブリックに許可を与えます。
これで、ファイアウォールに阻まれずにファイルのコピーや動画の再生が可能になります。
これで、メイン機とサブ機の間のみ有線で行われるようになりました。
ちなみに、うちの場合は平均で 300 Mbps くらいでした。
HDD の速度もありますので純粋な通信速度ではないと思いますが、これくらい速度が出てくれれば十分実用的だと思います。
---- 2016.07.21 改編 ----